北海道…
 九州・福岡から遠いもので、憧れを持って何度も訪れました。
 
 若輩者の定番として、国鉄の周遊券を握りしめ、バッグ一つ手にして夜行列車を乗り継ぎ、青森からは青函連絡船に乗って函館へと渡り、遠さを実感したものでした。
 
 旅先で出会う人たちは、若輩者には本当に優しく、そして広大な大地では、時間を贅沢に浪費しながら楽しんだものです。
 
 オレンジ色の機関車に引かれ、何度も休み休み走る鈍行列車…。窓を開けて爽やかな風を浴びながら、新緑が満ちあふれる土地の広さを実感しました。その一時が、自分の人生を一番に楽しめた頃であったのかも知れませんね。